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Posted by たまりば運営事務局  at 

2012年02月23日

未来館で高感度地震観測網「Hli-net」を見る

先週、日本科学未来館にウメサオタダオ展を見に行ったついでに、5階の「地球環境とフロンティア」の中の地震コーナー(地震発生のパターンを知るために阪神淡路大震災を機に整備された高感度地震観測網「Hi‐net(ハイ・ネット)」)を見てきました。なんとなく覗きこんでいたらボランティアガイドの方に声をかけられて、引き込まれてしまったのです。この未来館にはボランティアガイドの方がたくさんいらっしゃり、積極的に声をかけて説明してくださるのが新鮮でした。

1枚目の写真の右の方にある棒状のものが地震計。全国約800か所の地中に埋め込まれて、「揺れ」を測定しているそうです。

「この横でジャンプしてみて」と言われてジャンプすると、

小さな地震を起こしてしまいます。(2枚目の写真の波が大きくなっているところが、ジャンプによるものです。)

またここでは、3枚目の写真のように全国のいろいろな場所、いろいろな時間の「揺れ」を見ることができます。

この画面では、上が東京・江東区、下が秋田・男鹿半島です。
男鹿半島の揺れの波が大きいのは、「海の波を拾っているのかもしれない」とボランティアさんは話されていました。

4枚目はその日の未来館(東京・江東区)の午前3時~午後2時過ぎまでの揺れ。

大きな波は小さな地震を表しているのでしょう。
また、早朝よりも8時以降、揺れ幅(帯の幅)が少し太くなっています。これは、人間の活動による振動の増加だそうです。

こうしてごく小さな地震も含めて測定し続けることで、何らかの兆候が見られ、大きな地震にも備えられるかもしれないということです。

いろいろと勉強になりました。親切なボランティアさんに感謝です。

▼こちらは、3・11の地震で未来館の天井が落下し、その後「膜天井」という「たとえ落ちたとしても大事に至らない天井」にしたことの解説パネルです。この発想はとてもいいので、あらゆるところでこのような危機管理を進めてほしいと思いました。




ほかにも、宇宙からやってくる素粒子ニュートリノを観測するための装置スーパーカミオカンデ(飛騨市神岡町)の10分の1モデルなど、おもしろそうなものがいろいろありました。  


  • Posted by chieko  at 09:30Comments(2)そなえよつねに